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幻想水滸伝4 短編小説・目次



 カラカラ

幻想水滸伝4 坊ちゃんとテッドと4主らしき人々



 カラカラと鈴が鳴る。
 良い音が出ない。

 紋章が見せる記憶を手繰り寄せた。
 千切れ千切れの断片を繋ぎ合わせる。

 キミが笑っているのは、何故?
 キミが笑いかけてるのは、誰?
 幸せや喜びを感じるキミがいた。
 遠い遠い、昔の記憶。

 一人になったボク。
 がらんどうの体に、干からびた心の、丸い塊が残る。
 必死に揺さぶり、鳴らそうとしても。
 響かない、・・・・・・カラカラ。
 乾いてる。

 キミが嬉しいから、ボクも嬉しくなった。
 キミの思い出の中で、ボクも笑った。
 一緒に、・・・・・・キミと一緒に。
 キミを笑わせているのは、誰?
 キミの隣にいるのは、誰?
 
 カレは今、何処?

 (この海で、また、会おう)

 再会の海で出会ったカレは、全くの別人だった。

 ボクは。
 キミの紋章の宿主を探していたんだ。

 ボクも。
 キミの紋章の宿主を探していたんだ。

 カラカラと鈴が鳴る。
 記憶のよすがにすがって。


END