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新しく仲間になった少年は、誰とも馴染もうとしない。
『テッド君はどうしてあんなに人を避けるんでしょう・・・?』
そう書いた手紙を、リーダー君の目安箱に入れた。
ことん。
「私が呆れているのは、お前の方だ」
フレデリカが見下ろし、少し怒った顔をして言う。
「嫌がる人間に握手を求め続けて、どうする?」
モンスターとの戦闘が終わった後、テッド君は、さっさと先に歩いている。
「お前の行動は、単なる自己満足に過ぎないんじゃないのか」
アルドは視線を地面に落とし、野原に落ちた矢を拾った。
だけど、僕は。
『・・・できるだけ、僕が悩みとか聞いてあげられたらいいな』
「アルドさん」
甲板で一人、風にあたっていると、後ろから声をかけられた。
「アルド、でいいよ」
と、笑って振り返る。
「君は、この船のリーダーなんだしね」
少年は、ちょっと、ためらうような仕草を見せた後、「これ」と、右手に握った、小さな紙切れを見せる。昨日、目安箱に入れた手紙。
「こういうことは、多分、・・・・・・本人に直接言った方がいいと思います」
とだけ彼は言うと、向こうに行った。
空は青くて、白い海鳥達が、船の後を追っている。
僕は勇気をだして、テッド君に話し掛けてみようと思う。
未だ、僕らは。
END
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